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アスベストについて

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最近、アスベストによる健康被害について問題となっております。
そもそもアスベストとは何でしょうか。建築資材にどの程度使われているのでしょうか。
今回はそのあたりを検証したいと思います。

 

そもそもアスベストとは何でしょう

アスベストとは別名、石綿とも呼ばれ文字通り天然の鉱石(蛇紋岩)からとれる繊維状の物質です。その繊維は髪の毛の50000分の1程度の太さで肉眼ではほとんど認識することはできません。その性質は燃えにくく断熱性、絶縁性、耐久性、耐薬品性に非常に優れた特性があるため20世紀初頭から建築資材に多く使われてきました。国内ではほとんど産出されずカナダや南アフリカからの輸入が大半です。

アスベスト 電子顕微鏡写真

アスベスト

電子顕微鏡写真

 

優れた物質である一方、吸引し続けるとその鋭利な先端が肺に突き刺さり、肺がん、悪性中皮腫などの健康被害があると言うことも1970年頃から認知されてきました。それにもかかわらずアスベストの全面使用禁となったのはつい昨年のことです。アスベストの健康障害にいたるまでの潜伏期間は10年から40年と言われていますのでアスベスト輸入の時期と比較しますと今後30数年の間にその被災者は10万に達するであろうと言われています。

 

建築資材におけるアスベスト

前述のようにアスベストは優れた特性を持つため「奇跡の鉱物」「天然の贈り物」などと絶賛され数多くの建築資材に混入されてきました。
その代表的な物としては屋根のスレート材、外壁の窯業系サイディング、セメント系の排水管や煙突、Pタイルなどの床材などと、その数は数千種といわれます。先日、室内の襖紙にも混入されていたことが発覚しマスコミの話題となったことも耳新しい出来事です。

しかし、これらの多くの製品は通常そのものからアスベストが飛散することはまずありません。そのため健康障害を引き起こす可能性は低いですが、問題は、当時のアスベスト製品を多く使用した建物が現在寿命を迎え、解体時や改修時におけるアスベストの飛散により不特定多数の人が吸引する可能性があると言うことです。
またアスベストはその特性のひとつである優れた耐火性のため1960年代から1975年まで鉄骨建築の吹きつけ耐火被覆として非常に多く使われてきました。鉄骨は不燃材料であるため、火に強いと思われていますが、廻りの温度が800度を超えますとアメのようにグニャグニャとなりもはや構造物としての部材の役目はしなくなります。そのために一定の耐火性を要する鉄骨建築物には一定時間以上の耐火性能が必要になり、吹き付けアスベストによる耐火被覆はその利便性のため非常に多く使われてきました。

それら吹き付けアスベストは駐車場や、体育館などむき出しの状態のままであることも少なくなく、それらの飛散における吸引が問題となっています。現在、公共建築の約6割のアスベストは除去済みといわれますが民間においてはほとんど進んでいないのが現状です。吹き付けアスベストが禁止になったのは昭和50年(1975年)ですのでそれ以前の耐火被覆にはアスベストが含まれていたと考えてよいでしょう。

現在の吹き付け耐火被覆はロックウール(岩綿)や軽量モルタルなどの拭きつけが主流であり、今のところ健康障害はないと言われています。ちなみに昭和50年(1975年)から昭和55年(1980年)まではロックウールにアスベストを混入した耐火被覆が使われていました。

 

ロックウールとは

別名、岩綿とよばれ石綿(アスベスト)と混同されがちですが、アスベストが天然繊維であるのに対しロックウールは人工繊維でその太さは数十倍から数百倍あります。掌に載せ指でこするとロックウールは粉々に砕け肉眼でもても繊維状には見えませんがアスベストは指でこすっても砕けなく、肉眼で見ても繊維状のまま残ります。 ロックウールはアスベストと違い、現在のところ健康障害への因果関係はないといわれています。

アスベストが使われていることが判明したら
建材など製品に混入されているアスベストであれば飛散する可能性はきわめて低い為、それほど問題視することはないと思います。

前述のむき出しの耐火被覆に混入していることが判明したならば対処法としては除去、封じ込めの二通りです。除去は文字通り手作業で耐火被覆をはがしていく作業で、作業過程での飛散対策が必要です。また、除去後は別の耐火被覆を施す必要があります。
封じ込めは既存の耐火被覆に薬剤を吹き付けし硬化させ飛散を防止する方法です。除去よりもコストは安くすみますが将来の解体時におけるリスクは残ったままです。

アスベストは欧米では古くから健康障害があると認識されていたにもかかわらず使用を黙認し続けた行政の責任は重大です。今後、民間におけるアスベストの除去作業には補助金を設けるなど国の後押しが必要ではないでしょうか。

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